今季絶好調を誇るフィリーズ打線は、長打力と選球眼を兼ね備えた強力なラインナップを誇る。カージナルス捕手陣が取った配球プランは、徹底したインコース責めだった。甘いコースに入れば即座にスタンドへ運ばれるリスクを覚悟のうえで、打者の懐をえぐるタフな組み立てを終始貫いた。
この強気の配球が功を奏し、フィリーズの中軸打者は自分のスイングを崩された。カウントを優位に進めることで打者の狙い球を絞らせず、狙い通りの内野ゴロに打ち取る場面が目立った。捕手のリードとピッチャーの制球力が噛み合った見事な配球劇であった。