「再発防止に努めます」は逆効果?誠意が伝わる言い換えと謝罪文テンプレ

「再発防止に努めます」は逆効果?誠意が伝わる言い換えと謝罪文テンプレ

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「再発防止に努めます」は、文法的に見れば「努める」に丁寧語の「ます」を接続した形であり、再発防止に努めますは敬語として正しいかという問いに対しては「文法上は正しい日本語」となります。しかし、ビジネス敬語の実務においては「文法的に正しいこと」と「相手に敬意と誠意が伝わること」は同義ではありません。

類似表現として多用される「再発防止に努めてまいります」との違いを整理してみましょう。「努めてまいります」は、「行く・来る」の謙譲語、あるいは補助動詞「〜ていく・〜てくる」の謙譲表現である「まいる」を用いています。そのため、単なる「努めます」と比較すると、自身の行動を一段へりくだり、未来に向かって継続的に取り組む姿勢を示すニュアンスが加わります。

しかし、本質的な問題は解決していません。「努めてまいります」であっても、語幹が「努める」である以上、努力を継続するというプロセスを語っているにすぎず、結果に対する責任の所在は曖昧なままです。目上の相手や激怒している取引先に対しては、敬語レベルを「まいります」に引き上げるだけでは不十分であり、語尾そのものを「再発防止を徹底いたします」「二度と同様の事態を発生させないことをお約束いたします」といった、言い切りの表現へとシフトさせる必要があります。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。