「大事な会議があるから今すぐ下痢を止めたい」と、即効性のある下痢止め薬に手を伸ばしたくなる場面ですが、薬の選択には慎重さが求められます。二日酔い下痢に効く市販薬の評判と選び方において、自己判断での強力な止瀉薬(ロペラミド塩酸塩など)の多用は推奨されません。
アルコールによる急性下痢は、体内に溜まった未消化物や高濃度の有害物質を体外へ排出しようとする生体防御反応でもあります。強力な下痢止めで腸の動きを無理やり止めてしまうと、毒素が腸内に滞留し、腹部膨満感や吐き気を悪化させるリスクが生じます。
お酒を飲んだ次の日の下痢止め薬とビオフェルミンの使い分けとしては、まずは腸内フローラを整えて自然な回復を促す整腸薬(新ビオフェルミンSやビオスリーなど)が第一選択肢となります。善玉菌を補うことで、アルコールによって乱れた腸内細菌のバランスを素早く立て直します。
また、東洋医学に基づく漢方薬も優れた効果を発揮します。体内の水分偏在を是正する「五苓散(ごれいさん)」は、二日酔いの頭痛・喉の渇きと下痢を同時に改善する特効薬として定評があります。みぞおちのつかえや吐き気を伴う下痢には「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」が適しています。