ファンの最大の関心事は、リーグを代表する主力打者や看板投手が「なぜ選ばれないのか」という点に尽きます。有力選手の選外には、単なる実力不足や監督の好き嫌いでは片付けられない、極めて現実的な落選の理由が存在します。
第一に挙げられるのが、水面下で進められる出場辞退の真相とコンディション問題です。秋から春先にかけて開催される国際大会では、前年のポストシーズンまでの勤続疲労や、抱えている古傷の治療を最優先にせざるを得ない選手が多数存在します。表向きは「選外」と発表されていても、実際には球団ドクターや首脳陣との協議の結果、代表選出を辞退・見送りしている事例は少なくありません。
第二に、侍ジャパンにおけるメジャー組の不参加問題が挙げられます。MLB所属選手の場合、所属球団の意向、高額な年俸に伴う保険加入手続き、スプリングトレーニングへの合流義務など、極めて高いハードルが立ちはだかります。2026年のWBCメンバー発表を巡るプロセスでも、契約条項や故障リスクの観点からMLB球団側が難色を示し、本人の強い出場意思とは裏腹に参加が叶わないケースが後を絶ちません。