原則として要介護3以上が入所対象となる特別養護老人ホーム(特養)だが、入所待機者の山に阻まれて諦めるケースは多い。しかし、認知症による行動症状が著しく在宅生活が困難である場合は、「特例入所」の基準を満たす可能性が極めて高くなる。単なる順番待ちではなく、緊急性を正しく書類に反映させることが何よりも重要だ。
入所選考委員会における優先度スコアを上げるための要は、主治医意見書と日常生活動作の正確な記録である。在宅介護の限界を示すエビデンス(徘徊による警察保護の履歴、家族の病気や離職のリスクなど)を具体的に添付し、特例入所の必然性をアピールすることで、入所順位が大幅に繰り上がるケースは少なくない。