スクリーンに独特の緊張感をもたらす悪役・強面俳優の存在感は、日米の映画業界においていつの時代も特別だった。かつて東映が打ち立てた任侠映画やVシネマの黄金期において、威圧感溢れる眼光で一世を風靡したのが竹内力だ。その圧倒的なオーラは、画面越しでも肌がヒリつくほどの圧力を誇った。
一方で、ドラマや映画で狂気から滑稽な役まで変幻自在に演じ分ける遠藤憲一のように、顔立ちの強さを自らの強みな演技力へと昇華させた名優もいる。海外に目を向ければ、ワーナー・ブラザースのメガヒット作やインディペンデント映画で異彩を放つウィレム・デフォーがその筆頭格だ。怪演と評される彼の鋭い表情は、世界中の観客を魅了し続けている。