このウエディングドレスが「伝説」と呼ばれる最大の理由は、惜しみなく施された職人技の結晶にあります。ドレス全体には、熟練の職人たちによって約1万個のスワロフスキー・クリスタルとパールが手作業で一粒ずつ刺繍されました。披露宴会場のスポットライトを受けるたび、まるで星屑を散りばめたかのような幻想的な輝きを放ち、訪れたゲストを感嘆させました。
バックスタイルを飾るトレーンは長さ約4メートルにも及び、広い披露宴会場の絨毯を滑らかに進む姿は圧巻の一言でした。繊細な高級シルクサテンとレースを贅沢に重ね合わせた生地使いにより、ドレス単体でも10キログラムを超える重厚感がありながら、麻央さんが身に纏うと軽やかで優雅なドレープを描くよう精密に重心設計が施されていました。
この世界に一着しか存在しない完全オートクチュールの製作費用は、推定約800万円。装飾の工数や使用された最高級素材を考慮すれば、金額以上の美術的価値を持つマスターピースです。