ビートたけしは世界の「Kitano」として、映画監督の分野で国際的な評価をほしいままにした。ヴェネツィア国際映画祭での金獅子賞受賞をはじめ、重厚なバイオレンスと独特の静寂を描く映画作家としての顔を持つ。
一方、タモリはその映画監督としてのたけしを深く尊敬し、自身の番組や対談でもその才気を絶賛してきた。たけしもまた、タモリの持つ「テレビというメディアをどこか冷めた目で見つめる冷徹な客観性」を高く評価している。表現者としてのベクトルは違えど、互いの才能を誰よりも理解し合っているのは、他ならぬこの二人なのだ。