中学校の地理などで学ぶ日本の気候区分詳細まとめを振り返ると、日本列島は主に6つに分類されます。太平洋側気候を深く理解するためには、隣接する他の気候区との違いを押さえておく必要があります。
代表的な気候区の差異は下表の通りです。
■ 日本の主要な気候区とその特徴
・太平洋側気候:夏は南東の季節風で雨が多く蒸し暑い。冬は北西の季節風が山を越えて乾燥した晴天が続く。
・日本海側気候:冬は北西の季節風の影響で雪や雨が極めて多い。夏はフェーン現象で気温が上がりやすく比較的晴れる。
・瀬戸内海気候:中国山地と四国山地に挟まれているため、年間を通じて雨が少なく温暖。日照時間が長い。
・中央高地気候:周囲を高い山に囲まれた内陸部(長野県や山梨県など)。年間を通じて降水量が少なく、昼夜・夏冬の寒暖差が大きい。
・南西諸島気候:沖縄や奄美など。1年を通して温暖で降水量が多く、冬でも雪が降らない亜熱帯性の気候。
・北海道気候:梅雨や台風の影響が少なく冷涼。冬は厳しい寒さと積雪に見舞われる。
とりわけ混同しやすいのが太平洋側気候と瀬戸内海気候の違いです。同じ西日本に位置しながら、瀬戸内海沿岸は南北両側の山地が季節風をブロックするため、夏冬問わず降水量が少なくなります。対照的に太平洋側(四国南部や紀伊半島南部)はダイレクトに海洋の湿気を受けるため、圧倒的な降水量を記録します。