医療の現場において、こうした無謀なセルフケアに対する懸念は年々強まっている。日本皮膚科学会の専門医らは、本来皮膚に貼る目的で作られていない粘着テープを身体に使用する行為について、「急性接触皮膚炎や重度の感染症を誘発する極めて危険な行為」と位置付けている。
「友人とノリでやった」「YouTubeの企画を真似した」と後悔しながら激痛と化膿に耐えかね、皮膚科の受付に駆け込む若者は後を絶たない。一度失われた角質層のバリア機能が正常に戻るまでには数週間から数か月を要し、重症化した場合はステロイド外用薬や抗生物質による長期的治療を余儀なくされる。