2026年の大会において特に目を引くのは、さらに磨きがかかったコースコンディションだ。名匠・井上誠一氏の設計思想を受け継ぐ軽井沢72ゴルフ・北コースは、フラットでありながらも微妙なアンジュレーションが張り巡らされている。今年度のセッティングを担当した競技委員は、ツアー屈指の「9.5フィート超え」の高速グリーンを用意した。
ボールが転がるスピードが増したことで、わずかなラインの読み違いが即座にボギーへと繋がる厳しいセッティングに。「打った瞬間に決まったと思っても、カップのフチで抜けていく」。現地で取材に応じた上位陣の選手たちは、口を揃えてグリーンの仕上がりに敬意を表した。単なる飛距離勝負ではなく、繊細なタッチとパッティング精度の差がダイレクトにスコアボードへ反映される過酷な舞台が整っている。