水嶋ヒロを取り巻く環境が大きく変化したのは、2010年秋のことでした。所属していた大手芸能事務所研音からの退社・独立が報じられ、世間に大きな衝撃を与えました。
当時、シンガーソングライターの絢香との結婚、そして処女小説『KAGEROU』でのポプラ社小説大賞受賞が重なったことで、「作家へ転身するために芸能界を引退する」といったセンセーショナルな見出しがメディアを賑わせました。しかし実際のところ、本人が目指したのは引退ではなく、「コンテンツの作り手・クリエイターとしての自由な活動」と「家族を守るための新しい生き方」の確立でした。
大手芸能プロ主導のタイトなスケジュールから離れ、自ら会社を設立してプロデュース業や投資事業、執筆活動を展開する道を選んだ水嶋ヒロ。テレビドラマへの露出が激減したのは自身のライフスタイルと表現活動を選択した結果であり、『仮面ライダーカブト』をはじめとする過去の出演作を否定したからでは決してありません。