自発的に動けない問題は、個人の意識だけでなく組織の環境にも起因します。意見を言った際に否定されたり、自主的な判断で生じたミスを激しく叱責されたりする職場では、防衛反応として指示待ちになるのが自然な反応です。
メンバーが萎縮せずに主体性を発揮するためには、職場の心理的安全性の確立が前提条件となります。マネジメント層が取り組むべき育成のポイントは以下の通りです。
・「指示」ではなく「問いかけ」で思考を促す:「次はこれをやって」と命じる代わりに、「次は何が必要だと思う?」と問いかけ、部下自身に言葉にさせる。
・裁量の範囲を明確に線引きする:「予算◯万円以内・納期◯日以内の案件なら自分の判断で進めて良い」と明確なガイドラインを示すことで、部下は迷いなく動けるようになる。
・ナイスチャレンジを評価する:結果が失敗であっても、自発的な試みそのものを認めるフィードバックを行うことで、次なる自発的行動のモチベーションを維持する。