映像作品において、三浦春馬さんの横顔は常に登場人物の「言葉にならない感情」を語る重要な役割を担っていました。
社会現象を巻き起こした映画『恋空』(2007年)では、銀髪の高校生・ヒロを熱演。抜けるような青空を見上げる横顔のカットは、危うさと純粋さが同居する青春の象徴としてスクリーンに焼き付けられました。逆光の中で際立つ白眉な横顔は、切ない運命を背負う青年の切実さを圧倒的な説得力で観客に伝えました。
一方、映画『君に届け』(2010年)の風早翔太役では、全く異なる柔らかな横顔を披露しています。黒髪を爽やかに揺らし、ヒロイン・爽子を優しく見つめる横顔のシルエットは、「爽やかさの具現化」と称賛されました。微笑む瞬間に持ち上がる頬のラインと、伏し目がちになった際の長いまつ毛の影が、純愛映画としての叙情性を最高潮に高めていました。