リゾーピア熱海を語る上で欠かせないのが、運営元であるリゾートトラストの会員権システムです。同社が展開するフラッグシップブランド「エクシブ(XIV)」と「リゾーピア」には明確なポジショニングの違いがあります。
エクシブは「完全会員制」を厳格に敷いており、原則として会員権の所有者またはその同伴・紹介者でなければ宿泊することができません。会員権の価格帯も数千万円規模に及ぶハイエンド仕様が中心です。対してリゾーピアは、リゾートトラスト黎明期に展開された「中大型リゾートホテル」の形態をとっており、会員権の権利形態(サンメンバーズシステムなど)が比較的フレキシブルに設計されています。
最大の特徴は、「非会員でも一般宿泊予約が可能」なルートが用意されている点です。リゾーピア熱海では、会員の利用枠を最優先で確保しつつも、客室稼働率の最適化を図るため、楽天トラベル、一休.com、じゃらんnetといった大手旅行予約サイト(OTA)に一般向け客室を提供しています。また、企業の福利厚生代行サービス(リロクラブ、ベネフィット・ワンなど)を経由した提携予約ルートも広く開かれています。
会員価格と比較すると一般宿泊枠は料金設定がやや高めになる傾向がありますが、「高額な会員権を購入することなく、リゾートトラスト品質の料理とホスピタリティを体験できる」という点において、賢い旅行者からの需要を強く集めています。