ロッキー青木氏の遺産を巡る騒動において、大衆の関心を集め続けたのが「家族関係」と「子供たちとの対立」です。ネット上では「前妻の子どもたちから遺産を奪ったのではないか」「家族を分断した」といった根拠のない憶測やバッシングが一部で飛び交いました。
しかし、公判記録および関係者の証言を丹念に検証すると、実態は大きく異なります。ロッキー青木氏には3度の結婚歴があり、先妻たちとの間に6人の子どもがいました。その中には世界的人気DJのスティーヴ・アオキ氏や、映画『ワイルド・スピードX2』などで知られるモデル・女優のデヴォン・アオキ氏が含まれます。
生前のロッキー氏は、子どもたちに対して深い愛情を注ぐ一方で、自身の築いた「ベニハナ」の経営権や商標が親族間でバラバラに切り売りされることを極度に恐れていました。実際、ロッキー氏の晩年には子どもたちの一部が父親を相手取って訴訟を起こすなど、家族間の対立は恵子氏との結婚以前から存在していた構造的な問題でした。
ロッキー氏が最終的に全権を恵子氏に託した理由は、「彼女だけがビジネスを正しく理解し、私の遺志を第三者の利権から守り切る強さを持っている」と確信したからに他なりません。恵子氏自身には実子はいませんが、彼女は一貫して「ロッキーのレガシーを守る責任を果たしている」という毅然とした姿勢を貫いています。