朝から赤提灯が灯り、威勢の良い掛け声が飛び交う街といえば、東京・北区の赤羽だ。特に赤羽一番街商店街とその周辺の狭い路地は、関東でも屈指の熱気と密度を誇る。千円で酒とおつまみがたっぷり楽しめる「せんべろ」文化の総本山として、呑んべえたちが愛してやまないパラダイスであり続けている。
名物の煮込みや焼きとんを煙の漂う立ち飲みスタイルで頬張り、キンキンに冷えた酎ハイで流し込む瞬間はまさに極楽。一見客も常連も同じカウンターで肘を突き合わせるオープンな空気感こそが、この街の大衆酒場が持ち続けている最大の魅力だ。