写真愛好家やハイエンドカメラを持ったフォトグラファーたちにとって、この花火大会は一年で最も力が入る被写体だ。海峡を往来する船の灯火や関門橋のライトアップ、そして海面に映り込む花火のリフレクションが重なり合う瞬間は、まさに唯一無二の絶景といえる。
特に下関側から打ち上げられた名物の「水中花火」は、海面上で半円形に広がる光の扇が関門海峡の波間に揺れ、異次元の美しさを創出した。門司港のレトロ地区の建物シルエット越しに見上げる大花火と、下関あるかポートから見渡す広大な海原の花火。どちらの画角からも、息をのむ美しさがレンズ越しに切り取られていた。