離婚からわずか2年余りが過ぎた2011年、古村をさらなる試練が襲う。子宮頸がんの発覚である。子宮全摘出手術を受けるも、2017年に再発、さらに2018年、2026年と度重なる再々発に見舞われた。
抗がん剤治療の副作用による激しい倦怠感や脱毛、リンパ浮腫の痛み。心が折れそうになる彼女を支え続けたのは、大きく成長した息子たちだった。家事を分担し、病院への付き添いや車椅子のサポートを自然体で買って出る息子たちの存在が、彼女の最大の生きるエネルギーとなった。
闘病生活をありのままに発信するブログやSNSは、同じ病に苦しむ多くの患者に勇気を与え続けている。絶望の淵に立たされても笑顔を失わないその姿は、かつての朝ドラヒロイン以上の力強さを帯びていた。