「皮膚のかゆみだけで病院に行っていいのだろうか」と受診をためらう必要はありません。原因不明のかゆみが2週間以上続く場合や、全身倦怠感を伴う場合は、迷わず内科や消化器内科を受診し、肝機能数値をチェックする血液検査を受けましょう。
血液検査において特に確認すべき重要指標は以下の項目です。
- AST(GOT)/ ALT(GPT):肝細胞が傷ついた際に血中に漏れ出す酵素。基準値(一般に30 U/L以下)を大きく超えている場合、急性・慢性肝炎による肝細胞の破壊が疑われます。
- γ-GTP(ガンマGTP):アルコール性肝障害や胆管系の閉塞・胆汁うっ滞で鋭敏に上昇する数値。基準値(男性50 U/L以下、女性30 U/L以下目安)を超える高値は胆汁の流れの悪化を示唆します。
- ALP(アルカリフォスファターゼ)/ 総ビリルビン:胆汁の排泄障害や黄疸の程度を直接判定する重要なマーカーです。
健康診断で過去に肝機能の「要経過観察」「要再検査」を指摘された経験がある方は、かゆみを放置せず、直ちに精密検査を受けることが不可欠です。