熱狂の渦が去った翌朝の街頭。かつて散乱していた大量のゴミは、2026年の徳島では見当たらない。環境意識の高まりを受け、運営委員会は徹底したゼロ・ウェイスト体制を敷いている。
会場内の露店で使用される容器はすべて100%生分解性素材、またはリサイクル可能なリユース食器に統一された。ボランティアによる分別ステーションの細分化と、ゴミ拾い自体をエンターテインメント化した「クリーン連」の活躍が実を結んでいる。祭りの熱気が街を汚すのではなく、むしろ街を美しく清めていく——この持続可能なモデルは、日本各地の伝統祭りが直面する環境問題に対する一つの明確な解答といえる。