体格の問題だけでなく、脳性麻痺や側弯症、体幹の保持が難しい障害を持つ成人の移動には、福祉用具としての「車用座位保持装置(カーシート)」が不可欠な役割を果たしています。
障害児向けのチャイルドシートには体重30kg〜50kg、あるいはそれ以上の成人体格まで対応する大型モデル(キャロットシリーズなど)がラインナップされています。これらは頭部・頸部を支えるヘッドサポート、体幹を安定させるサイドサポート、骨盤を正しい位置で保持する専用ハーネスベルトを備えており、一般のシートベルトでは体を支えきれない方を移動中の揺れや事故の衝撃から守ります。
こうした特殊サポートシートは、医師の意見書や福祉制度(補装具費支給制度など)を活用して導入できる場合があります。大人が特殊なシートを使用するのは決して珍しいことではなく、日常の通院や生活を支える標準的な安全対策として広く定着しています。