大病院の受診で最大のネックとなるのが、長時間の診察待ちだ。東京慈恵会医科大学附属病院をはじめとする特定機能病院では、紹介状なしで受診する場合に選定療養費が発生するだけでなく、当日受付の待ち時間が数時間に及ぶケースも珍しくない。しかし、取材で浮かび上がったのは、事前の段取り次第でこのタイムロスを半分以下に抑えられるという実状だ。
具体的には、近隣の連携クリニックからの「FAX事前予約枠」を活用する方法が極めて有効である。個人でコールセンターに電話をかけるよりも、かかりつけ医経由で診療情報提供書とともに予約手続きを進めることで、優先的な時間枠が確保される。さらに、午前の混雑ピークを避けた特定の時間帯指定や、事前Web問診の完了が待ち時間短縮の決め手となる。