コウイカの捌き方を完全解説!墨袋を破らず甲を抜くプロの極意

コウイカの捌き方を完全解説!墨袋を破らず甲を抜くプロの極意

コウイカの捌き方を完全解説!墨袋を破らず甲を抜くプロの極意の詳細解説をお届けします。役立つ情報が詰まっています。

ネット上の情報やSNSでは、コウイカの副産物(肝・墨)の扱いについて誤解が散見されます。正しい知識を持つことで、廃棄ロスをなくし極上の料理へと昇華させることができます。

コウイカの肝(ワタ)は食べられるのか?

検索ユーザーの間で頻繁に疑問視される「コウイカ 肝 食べられるか」という点について、結論から述べると「鮮度が極めて高い当日獲れの個体であれば加熱調理で美味しく食べられるが、スルメイカのように生食・塩辛にするのは推奨されない」というのが専門家の見解です。

スルメイカの肝に比べて水分量が多く、酵素分解が早いため劣化が急激に進みます。生食は避け、アルミホイルに包んで味噌や醤油、少量の酒と共に蒸し焼きにする「ホイル焼き」や、ゲソと一緒にバター醤油で炒める調理法が適しています。少しでもアンモニア臭や異臭を感じる場合は、迷わず破棄してください。

極上のコクを生み出す「イカ墨パスタ」の抽出レシピ

コウイカの墨は、タコや他のイカと比べてアミノ酸(グルタミン酸等)の含有量が飛び抜けて高く、加熱しても色褪せない漆黒のソースを作ることができます。破らずに取り出した墨袋を使ったコウイカ イカ墨パスタ レシピの要領は以下の通りです。

【イカ墨ソースの基本手順】
1. フライパンにオリーブオイルと潰したニンニク、鷹の爪を入れて弱火で香りを立たせる。
2. みじん切りにした玉ねぎと下処理したゲソを加えて炒める。
3. 白ワイン(50ml)を注ぎ、墨袋を投入。木べらやトングの先でフライパンの中で墨袋を破り、ワインに溶かし込む。
4. トマトピューレ(またはホールトマト少量)を加え、弱火で5〜7分煮詰めてアルコールを飛ばし、塩胡椒で味を調える。
5. アルデンテに茹でたスパゲッティと絡め、仕上げに上質なエクストラバージンオリーブオイルを回しかける。

墨袋を外のボウル等で無理に絞り出そうとするとキッチンが汚れるため、「白ワインを入れたフライパンの中で直接破る」のがプロの現場で実践されている最も合理的で汚れを防ぐ裏ワザです。

山口 彩花
Author

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。