事件の発端は、2010年末にグルーポン・ジャパン上で販売された「外食文化研究所」が運営するカフェ「バードカフェ」(神奈川県横浜市)のおせちクーポンでした。通常価格21,000円相当の特製3段重(全33品)が、50%オフの10,500円で購入できるという破格の条件に注文が殺到し、限定500セットが即座に完売しました。
しかし、2011年1月1日の元旦、購入者のもとに届けられた荷物を開けた瞬間、歓声は悲鳴へと変わりました。重箱の中身は隙間だらけで、具材は偏り、見本にあったはずの豪華な食材が見当たらない惨状が広がっていたのです。被害者たちがTwitter(現X)や2ちゃんねる(現5ちゃんねる)に次々とアップロードした写真は瞬く間に拡散し、「スカスカおせち事件」としてワイドショーや大手新聞社が一斉に報じる社会現象となりました。