映画の公開から10数年が経過した2000年代後半、この絶望シーンはWebコミュニティで劇的な再評価を受けます。火付け役となったのは、ニコニコ動画で一大ブームを巻き起こした「ブロリーMAD」でした。
職人と呼ばれる動画制作者たちによって、ブロリーの暴虐なセリフとベジータの情けないリアクションが絶妙にサンプリングされ、MAD動画の定番オチやツッコミ素材として定着。「もうだめだおしまいだぁ…」という堀川りょう氏の迫真の情けない演技が、音MADの素材として完璧なリズムと哀愁を持っていたため、爆発的な人気を博しました。
その後、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「なんJ(なんでも実況J)」や「VIP」などの掲示板群へミームとして輸出されます。野球の実況で贔屓チームが大逆転負けを喫しそうな場面や、株価の急落、ソシャゲのガチャ爆死の瞬間などに、絶望をユーモラスに自虐する定型句として日常的に書き込まれるようになりました。