飲料としての酒類を断っていても、日常生活の食事に潜むアルコールには注意が必要です。代表的な疑問として挙げられるのが、和食に欠かせない調味料やお菓子の扱いです。
まず、妊娠中料理酒みりんアルコールの影響についてですが、しっかりと沸騰させて加熱調理(煮沸・焼き・炒め)を行っていれば、基本的には過度な心配はいりません。アルコールの沸点は約78度であるため、加熱によって大部分のエタノールは蒸発・揮発します。一般的な煮物や汁物に使われる程度の量であれば、胎児に害を及ぼす血中濃度に達することはありません。ただし、フランベしたばかりの料理や、アルコール分を飛ばしていないタレ・ドレッシング、みりんを生のまま使用する料理は避けてください。
一方で、警戒が必要なのは妊娠中洋酒入りお菓子です。サバラン、ラムレーズンサンド、洋酒漬けフルーツパウンドケーキ、ボンボンショコラ、ティラミスなどは、風味付けのために非加熱の洋酒がそのまま含まれているケースが多々あります。パッケージの原材料名を確認し、「酒精」「洋酒」「リキュール」などが前面に出ているスイーツや、粕汁、甘酒(酒粕から作られたもの)は摂取を控えるのが賢明です。