宮城県のPR動画以降も、壇蜜の言動はたびたびメディアのヘッドラインを飾ってきました。特に長年レギュラーを務めた文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』をはじめとする番組でのラジオ発言は、その率直さと独特の言語感覚ゆえに、時に切り取られてネットニュースで議論を呼ぶことがありました。
彼女のトークの特徴は、世間体を気にしない赤裸々な人間観察と、どこか退廃的で乾いた死生観にあります。結婚や家族のあり方、自身のメンタルヘルスの揺らぎ、老いに対する現実的な見解など、耳当たりの良い綺麗事ではないリアルな言葉を紡ぐため、受け手によっては「攻めすぎている」「ネガティブすぎる」と受け取られる局面もありました。
しかし、その真価は単なるスキャンダラスな発言ではなく、文筆家としての圧倒的な表現力に裏打ちされています。新聞や雑誌で連載された壇蜜のエッセイの評判は非常に高く、日常の些細な機微をすくい上げる観察眼と、哀愁とユーモアを同居させた文章構成は、文学界や読書好きの間で絶賛されてきました。炎上を恐れて無難な言葉に逃げるタレントが多い中、彼女の放つ言葉の強さと繊細さは、熱狂的な支持を集め続ける原動力となっています。