発端となったのは、緊迫した勝負どころでの打席でした。鋭いスイングから放たれた強烈な打球とともに、バットの軌道やインパクト時の打球音が中継のマイクを通して際立って響き渡り、視聴者の間で一気に話題が広がったのです。
さらに、ある緊迫した試合展開のなかでロッテ伊藤のバットが折れた場面があり、その断面の詰まり方や芯の太さ、折れ方の美しさに至るまでマニアックな視点で言及される事態となりました。「普通のマスコットバットとバランスが違うのではないか」「芯の位置がかなりヘッド寄り設計なのでは」といった考察がネット上を駆け巡り、検索トレンドでも上位に浮上しました。
ファンの好奇心を刺激したのは、単なる道具としてのバットではなく、選手が並々ならぬ覚悟で取り組む打撃改造のシンボルとしてそのバットが存在感を放っていた点にあります。