秋のくしゃみや目のかゆみをもたらす秋のアレルギー症状原因の大半は、身近な環境に自生する3つの代表的な雑草です。それぞれの特徴と危険エリアを押さえておきましょう。
① ブタクサ(キク科)
明治初期に渡来した外来種で、草丈は1〜2メートルほどに達します。河川敷、空き地、線路沿い、道路脇などに大群生し、ブタクサ花粉時期は8月下旬から10月上旬にかけてピークを迎えます。花粉の粒子が非常に小さいため、気管支まで入り込みやすく、咳や喘息様症状(花粉喘息)を引き起こしやすいのが厄介な特徴です。
② ヨモギ(キク科)
昔から草餅や生薬として親しまれる身近な植物ですが、秋のアレルゲンとしては極めて強力です。ヨモギ花粉ピークは9月中旬から10月にかけて訪れます。繁殖力が極めて高く、住宅街の路地や公園の植え込みなど、生活圏の至る所に自生しているため、無意識のうちに吸い込んでしまうリスクがあります。
③ カナムグラ(アサ科)
つる性の雑草で、電柱やフェンス、堤防の斜面などを覆い尽くすように繁茂します。鋭いトゲを持つ茎が特徴で、8月下旬から10月にかけて小さな花から大量の花粉を飛散させます。近年、都市部近郊での群生が目立っており、カナムグラ花粉症と診断される患者数が急増しています。