救急車が次々と到着する緊迫した現場。しかし、そこでの治療はゴールではない。むしろ、そこからが本当のスタートだ。急性期を脱した患者が、いかに早く元の生活動作を取り戻せるか。この点において、リハビリテーション部門の早期介入がカギを握る。
理学療法士や作業療法士が、病床の傍らで患者の手を握る。単に体を動かすだけでなく、患者が「家に帰って何をしたいか」という意思を汲み取ることが最優先される。畳の上で布団から起き上がる動作、狭い廊下での歩行など、日本の住宅事情に合わせた極めて具体的なリハビリが、退院後の生活の質を左右する。