スマートウォッチやAIアプリが個人の運動メニューを完璧に管理してくれる時代になった。心拍数、消費カロリー、最適な休息時間。すべてが数値化され、最適化されている。しかし、どれだけテクノロジーが進化しても、人間のモチベーションを維持するのは結局のところ「他人の存在」だ。
AIは「今日は休みましょう」と論理的に指示してくれるが、「サボりたい」という人間のドロドロとした感情に寄り添うことはできない。画面の向こうにいる、どこの誰かも知らない人間が、自分と同じように筋肉痛と戦い、プロテインの味に文句を言っている。その泥臭い共感こそが、冷たいアルゴリズムには決して真似できない、強力な継続のエンジンとなっているのだ。