文部科学省が進めるGIGAスクール構想の本格展開に伴い、初等教育におけるアート表現の様相は大きく変化した。かつては画用紙と水彩絵の具が主流だった図画工作科だが、現在はタブレット端末とタッチペンを活用したデジタルアートの制作が自然な選択肢として溶け込んでいる。
特に最高学年である児童たちにとっては、キャンバスの拡大縮小やレイヤー機能を直感的に使いこなすことはもはや日常の延長だ。デジタルツール特有の「やり直しが容易である」という利点が子どもたちの試行錯誤を促し、より大胆で独創的な作品づくりへと導いている。