Q1:自衛隊員の自殺は公務災害(殉職)として認められるケースはありますか?
A1:原則として自殺は自己責任と扱われやすい傾向にありますが、上官による違法なパワハラや著しい過重労働が直接の原因であると公務起因性が証明された場合、公務災害として認定され遺族補償が支給された前例があります。防衛省の再調査や遺族による司法判断を通じて認定が勝ち取られる事例も存在します。
Q2:隊員本人や家族が部隊に知られずに利用できる相談窓口はありますか?
A2:防衛省が設置する外部弁護士等による「外部通報・相談窓口」や、自衛隊共済組合のメンタルヘルス相談サービスが利用可能です。また、厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル」や「よりそいホットライン」など、民間・行政の相談窓口も24時間匿名で相談を受け付けています。
Q3:自衛隊の自殺率は一般企業のサラリーマンと比べて本当に高いのですか?
A3:人口10万人あたりの自殺死亡率で見ると、自衛官の自殺率は一般成人男性と同等から年度によっては高い水準を記録しています。自衛官は厳しい入隊試験や健康診断をクリアした健康な集団であることを踏まえると、一般社会と同等以上の自殺率が発生している現状は組織的ストレスの高さを示していると専門家から指摘されています。