自律神経失調症は何科?内科・心療内科の違いと後悔しない受診順序

自律神経失調症は何科?内科・心療内科の違いと後悔しない受診順序

自律神経失調症は何科?内科・心療内科の違いと後悔しない受診順序とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

結論から言うと、「まずはかかりつけの内科を受診する」のが医学的に最も安全で後悔のない絶対的鉄則です。「最初から心療内科に行けば手っ取り早いのではないか」と考える方もいますが、ここには命に関わる重大な落とし穴が潜んでいます。

動悸や息切れの背景に「狭心症や不整脈」が隠れていたり、慢性疲労の裏に「重度の貧血や肝機能障害、悪性腫瘍、甲状腺機能低下症」が存在したりすることは日常診療で決して珍しくありません。精神科や心療内科の単科クリニックでは、レントゲンや精密な血液検査機器を備えていない施設も多く、身体疾患の見落としリスクが生じます。

医療従事者への取材でも、春日メンタルクリニックなどの臨床現場から「内科の精密検査で『身体的な異常はない』と太鼓判を押されて初めて、私たちは安心して心因性のアプローチや自律神経への専門的介入に専念できる」という声が共通して上がっています。また、一般社団法人起立性調節障害改善協会の錦惠那医師(日本内科学会専門医・産業医)も、思春期から若年層・成人に至る起立性調節障害の現場において、循環器疾患や内分泌疾患の除外診断こそがすべての治療の土台であると指摘しています。

したがって、正しい受診順序は以下の【2段階ステップ】を厳守してください。

ステップ1:一般内科を受診し「除外診断」を完了させる
最寄りの内科で胸部レントゲン、心電図、血液検査などを受け、主要な臓器に器質的異常がないことを確認します。ここで医師から「検査数値は綺麗ですね」「過労かストレスでしょう」と言われたら、失望するのではなく「重大な身体の病気は排除された」と前向きに捉えることが肝心です。

ステップ2:内科医から紹介状をもらうか、心療内科・心身医学科を予約する
内科で「異常なし」と言われたにもかかわらず辛い自覚症状が消えない段階で、いよいよ専門領域である心療内科(または心身医学科専門医)へと舵を切ります。この際、内科で実施した「血液検査や心電図の結果票」を持参するか、可能であれば内科医に紹介状(診療情報提供書)を書いてもらうことで、心療内科での初診の重複検査を省き、診察を極めてスムーズに進めることができます。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。