従来、幹部候補の育成手法として当然視されてきた無制限なジョブローテーション制度は、大きな見直しを迫られている。特に女性が単身赴任を強いられるケースでは、パートナーのキャリア中断や子育てのワンオペ化といった深刻な副作用が生じやすいためだ。
テレビ東京系の経済ドキュメンタリー番組『日経スペシャル ガイアの夜明け』でも特集された大手メーカーでは、物理的な転勤を伴わずに他部署の業務を経験できる「社内オンライン留学制度」を立ち上げた。現地へ移住することなく拠点横断の重要ポジションを完遂し、昇進を果たした女性社員の成功事例は、これまでの常識を大きく覆した。