近年、TikTokやSpotifyを中心に世界的なブームとなっている80年代日本のシティポップ・昭和歌謡。その旋風の中心において、中森明菜の存在感は海外の音楽クリエイターやZ世代にとっても格別だ。「OH NO, OH YES!」や「駅」(竹内まりや提供曲)、「Plastic Love」に並ぶ彼女のアンニュイな名曲群は、YouTubeのコメント欄に英語、スペイン語、フランス語など多言語で賞賛の書き込みが殺到する事態を生んでいる。
単なる懐古主義にとどまらない。現代の海外プロデューサーやDJたちは、彼女の持つ独特の切なさと都会的なスタイリッシュさを「唯一無二のアイコン」としてリスペクトしている。日本国内のオールドファンだけでなく、彼女の全盛期を知らない若い世代や海外のリスナーが、いま新たに「Akina」の沼にハマっているという事実は、彼女の音楽が時空を超えた普遍的な魅力を持っている証拠だ。