一方で、深夜営業を維持するための現場の苦労も絶えない。深刻な人手不足と原材料費の高騰は、外食産業全体に大きな影を落としてきた。しかし、そうした逆風をチャンスに変えつつあるのが、飲食DX(デジタルトランスフォーメーション)の波だ。
個室風の「味集中カウンター」で知られる株式会社一蘭をはじめ、多くの店舗が券売機の多言語化や完全キャッシュレス決済、さらには配膳ロボットや自動調理アシスト技術を積極的に導入している。省人化と質の高いサービスを両立させる取り組みは、過酷とされてきた深夜営業のあり方を根本から再定義しつつある。