主演を務める小栗旬は、政財界とのパイプを持つ謎めいたクラブオーナー役を怪演。淡々と冷徹な決断を下す一方で、時に見せる人間的な脆さを圧倒的な存在感で演じ切っている。対する綾野剛は、その店を追及する警視庁捜査一課の孤高な刑事を泥臭く泥泥とした執念で演じ、画面全体に強烈な毒気を撒き散らす。
二人が直接対峙する取調室や漆黒のVIPルームでの緊迫した会話劇は、まさに息をのむクオリティだ。互いの正義とエゴが激突するシーンでは、現場のスタッフすら息を殺して見守ったという。二人の実力派俳優が見せる火花散る愛憎劇は、視聴者の心を揺さぶり続けて離さない。