小田オートの社長が見せる独特のキャラクターは、諸刃の剣だったと言わざるを得ない。コテコテの関西方言で語られる本音トーク、既存のディーラー体制や無知なユーザーに対する容赦のない一喝は、一部の車好きにとって「スカッとする良心的な整備士」の姿そのものだった。
忖度のない発信は、信頼の証でもあったのだ。メーカーの顔色を伺うメディアが多い中、現場の生々しい実態を暴露するスタイルは強い中毒性を持っていた。
しかし、その「尖り」こそが、ひとたび歯車が狂うと致命的な隙となる。言葉選びの粗さや、批判者に対する煽りとも取れる挑発的な態度は、ネット上の過激派を刺激する格好の材料となってしまった。