いまや行列の中に混じるのは日本人だけではない。英語、フランス語、中国語が飛び交う店内は、ちょっとした国際都市の様相を呈している。世界的な日本旅行ブームの中で、観光客の目的地は高級寿司や天ぷらから、よりリアルな日本の日常食である「町中華」へとシフトしているのだ。
欧米から訪れた旅行者は「ラーメンとも高級中華とも違う、日本独自に進化させた町中華のエネルギーに圧倒された。ギョーザのパリッとした羽とジューシーな肉汁は最高だ」と目を輝かせる。ガイドブックには載っていないリアルな日本の食文化体験として、栄華の名は国境を超えて広がり続けている。