昭和最強の剣豪・近衛十四郎の真実|殺陣の凄みと息子たちへの継承秘話

昭和最強の剣豪・近衛十四郎の真実|殺陣の凄みと息子たちへの継承秘話

昭和最強の剣豪・近衛十四郎の真実|殺陣の凄みと息子たちへの継承秘話を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

近衛十四郎の役者人生を語る上で欠かせないのが、映画時代の決定打となった『柳生武芸帳』シリーズの柳生十兵衛役と、テレビ時代劇の金字塔となった『素浪人月影兵庫』『素浪人花山大吉』です。

東映京都撮影所を中心に製作された『柳生武芸帳』では、トレードマークである一眼の鍔眼帯を装着し、重厚無比な剣豪・十兵衛を熱演。映画館のスクリーン狭しと暴れ回る集団抗争劇の中で、数十人を相手に一歩も引かない豪快な立ち回りは、当時の観客に「柳生十兵衛といえば近衛十四郎」という強烈な印象を植え付けました。

その後、映画からテレビへと娯楽の中心が移る1960年代後半、NET(現・テレビ朝日)系で放送された『素浪人月影兵庫』および続編の『素浪人花山大吉』では、それまでのシリアスな剣豪イメージを一新。品川隆二が演じる相棒「焼津の半次」との軽妙洒脱な掛け合い、酒とオカラ(花山大吉の大好物)に目がない人間味あふれるキャラクター造形で、日本中のお茶の間を虜にしました。「普段はとぼけた呑兵衛だが、いざ抜刀すると一撃必殺の無敵の剣客」というギャップの演出は、後のテレビ時代劇のフォーマットを決定づけた歴史的傑作です。

代表作品名公開・放送時期 / 媒体演じた役柄と特徴時代劇史における評価・見どころ『柳生武芸帳』シリーズ1961年〜1963年(映画・東映)全9作柳生十兵衛(隻眼の天才剣士)シリアス殺陣の最高峰。大人数を相手にする長回しワンカットの迫力は圧巻。『素浪人 月影兵庫』1965年〜1968年(テレビ・NET)全104話月影兵庫(松平兵庫頭の世を忍ぶ姿)最高視聴率30%超を記録。品川隆二とのバディ時代劇の原点を確立。『素浪人 花山大吉』1969年〜1970年(テレビ・NET)全104話花山大吉(酒とオカラを愛する素浪人)コミカルな日常描写と超絶剣技のコントラストを極限まで高めた国民的人気作。『いただき勘兵衛 旅を行く』1973年〜1974年(テレビ・NET)全24話大道寺勘兵衛(旅の浪人)目黒祐樹との本格共演が実現。父子の殺陣の掛け合いが刻まれた貴重な後期代表作。
山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。