現在、彼はテレビの第一線から少し距離を置き、私財を投じて建設した動物保護ハウス「さかがみ家」の運営に心血を注いでいる。かつて牙を剥き出しにして社会と対峙していた男が、今は傷ついた犬や猫たちに無償の愛を注ぐ。この劇的な変化を「丸くなった」と片付けるのは簡単だが、本質は異なる。
彼にとって動物を守ることは、かつて過酷な芸能界で傷つき、誰も守ってくれなかった「幼き日の自分」を救い出す行為に近いのではないか。彼の根底にある優しさは、若い頃の痛みを誰よりも知っているからこそ、深く、そして強い。形を変えた彼の闘いは、今もなお続いているのだ。