常盤館を語る上で絶対に外せないのが、名物露天風呂「雲の上の露天風呂」だ。登山電車を降りた先に広がるのは、眼下に小諸の街並み、遠くに八ヶ岳連峰や浅間山麓の山々を一望する息をのむような大パノラマである。
季節ごとに表情を変えるロケーションも絶品と言える。春のやわらかな新緑、夏の涼やかな高原の風、秋に山一面を染め上げる紅葉、そして冬の静寂な雪景色。湯船に浸かりながら流れる雲を眺めていると、まるで自分が空に浮いているかのような感覚に包まれる。澄み渡った空気のなかで深息を吸い込むだけで、心身の緊張がすーっとけていくのが体感できるはずだ。