彼女の出生時の本名は「大友愛」。宮城県仙台市で育ち、高校卒業後にVリーグの門を叩いて以来、日本中を熱狂させるミドルブロッカーとして頭角を現した。しかし、彼女の競泳人生ならぬバレーボール人生において、苗字が変わる大きなターニングポイントが二度訪れる。
一度目は2006年。元男子バレーボール選手の山本辰生氏との結婚に伴い、戸籍上の姓が「山本」となった。これに伴い競技生活での登録名も「山本愛」に変更。出産と一時的な引退を経てコートに戻った際も、ファンはこの「山本愛」という名に親しんだ。しかし2012年に離婚が成立し、苗字は一度旧姓の「大友」へと戻る。
二度目の転機は2013年だ。男子柔道73kg級で世界選手権を制した実績を持つ柔道家の秋本啓之氏と再婚。これにより戸籍上の本名は「秋本愛」となった。メディア出演やバレーボール関連の公的な活動では、長年ブレイクした実績と知名度を考慮して「大友愛」の名義を継続使用することが多いが、彼女の歩んできた人生の軌跡はまさに「大友」「山本」「秋本」という三つの苗字とともに刻まれている。