「一度会社に戻って働かなければ、次の産休・育休は取れないのではないか」という不安の声をよく耳にする。答えは「ノー」だ。制度上、復職を経ずにそのまま「育休から次の産休」へスライドすることは完全に認められている。
ここで留意したいのは、第1子の育休終了タイミングと第2子の産休開始タイミングの関係だ。第2子の産休(出産予定日の6週間前)が始まるまでは第1子の育休を継続し、産休に入った時点で第1子の育休は自動的に終了する。空白期間を作らずにシームレスに移行することが、手続き上の最大の鍵となる。
職場によっては「一度戻って引き継ぎだけでもしてほしい」と打診されるケースもある。体調が許せば短期間の復職も選択肢だが、重いつわりや切迫早産のリスクを抱えている場合は、決して無理を押して出社する必要はない。労働者の権利と自身の体調を最優先に秤にかけるべきだ。