日本映画史に大きな足跡を残した『海猿』シリーズ。主人公・仙崎大輔を演じた伊藤英明の姿は、多くの観客の記憶に強く刻まれている。濡れた髪を無造作にかき上げ、厳しい潜水訓練や救助現場に挑む立ち姿は、まさに男が憧れるメンズヘアスタイルの象徴だった。当時は黒髪のアクティブなベリーショートが一世を風靡し、全国のヘアサロンに彼の写真を持ち込む男性が急増した。
かつて所属していた大手芸能事務所A-teamの時代から、彼は作品ごとに自らのビジュアルを大胆に作り込んできた。熱血漢から冷徹なヒール、歴史劇の武将まで、その振れ幅の広さは驚異的だ。髪型一つでキャラクターのバックボーンや内面のスレを表現する手腕は、エンターテインメント業界内でも高く評価されている。