役満をめぐるトラブルや疑問で最も頻発するのが、パオ(包=責任払い)の適用基準と、役満 複合 ローカルルールの解釈の違いです。ネット対戦からリアル対局に移行したプレイヤーが最も陥りやすい落とし穴と言えます。
「パオ」とは、特定の役満を確定させる牌を意図的・不注意に鳴かせたプレイヤーに対し、ペナルティとして点数支払いの全額(ツモ和了の場合)または折半(ロン和了の場合)を義務付けるルールです。
- 大三元のパオ:すでに白・發をポンしている他家に対し、最後の「中」を鳴かせて大三元を確定させた場合に成立。
- 大四喜のパオ:東・南・西をポンしている他家に対し、最後の「北」を鳴かせた場合に成立。
- 四槓子のパオ:3回槓をしている他家に対し、4回目の槓を許す牌を鳴かせた場合に成立(採用ルールによる)。
また、ネット麻雀や家庭用ゲームと競技麻雀では、採用されているローカルルールの範囲に大きなギャップが存在します。例えば、8回連続で親が和了し続けると成立する「八連荘(パーレンチャン)」、特定の牌姿で七対子を作る「大車輪」、子が第1ツモの前にロン和了する「人和(レンホウ)」などは、仲間内ルールや一部のオンラインゲームでは役満扱いされますが、公式なプロ競技会では一切認められないか、満貫・倍満止まりとして処理されるのが通例です。対局前に「その場のルール定義」を確認しておくことが、リアル麻雀における紳士的なリテラシーとなります。