一蘭の代名詞といえば、余計な視覚的ノイズを遮断し、目の前の一杯に味覚を研ぎ澄ませる「味集中カウンター」です。左右を仕切るウッド調のパーテーション、正面に下りるすだれは、今や外食産業におけるプライベート空間設計の金字塔として知られています。
基本メニューである「天然とんこつラーメン(創業以来)」は、丁寧に臭みを抜き去ったクリーミーな豚骨スープに、自社製麺の極細ストレート麺、そして中央に鎮座する唐辛子ベースの「赤い秘伝のたれ」が調和した完成度の高い一杯です。
入店後に着席すると記入するオーダー用紙によるカスタマイズこそが、一蘭を味わい尽くす醍醐味です。
- 味の濃さ・こってり度:基本〜こい味/こってり(コクを重視したい場合は「こってり」推奨)
- にんにく:基本(約1/4片分)〜1片分(食後の予定に合わせて柔軟に選択可能)
- 白ねぎ・青ねぎ:実は「両方に丸をつける」ことで、両方のねぎをミックスして楽しむ裏技も健在
- 赤い秘伝のたれ:唐辛子本来の旨味を引き出すなら「基本」または辛党向けの「2倍」
- 麺のかたさ:極細麺のコシを最大限に引き出す「かため」または「超かた」が支持率高
そして忘れてはならないのが、スープを残した状態で手元のボタンを押して発注する「替え玉システム」です。替え玉プレートを呼出ボタンの上に置くだけでチャイムが鳴り、声を出さずにスマートに追加麺が届けられる演出は、味集中カウンターの美学を完成させています。