第9回の選考委員を務めたのは、映画監督の周防正行、作家の平野啓一郎、イラストレーターの南伸坊、建築家の中村好文ら、各界の第一線で活躍する識者たちでした。
選考委員の講評では、星野源の表現が持つ「軽やかさの裏にある緻密な構造」が絶賛されました。平野啓一郎は、音楽でも文章でも言葉を過剰に飾らず、真実味のある言葉を届けられる稀有な才能であると評しています。
また、伊丹十三の妻であり女優・伊丹十三記念館館長を務める宮本信子は、授賞式で星野源に対して温かい賛辞を贈りました。宮本信子は「伊丹が生きていたら、きっと『君、面白いね』と真っ先に声をかけ、自分の映画に出てほしいと頼んでいたはず」と語り、ジャンルに縛られず果敢に挑戦し続ける星野源の姿に、夫・伊丹十三の面影を重ね合わせていました。